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eコマースサイトTennis-Pointのローカライズ

サクセスストーリー
Tennis point logo
商品説明の翻訳プロセスが自動化され、負担が軽減しました。
Fabian Lauer Photos
Fabian Lauer

Tennis-Point GmbHソフトウェア開発者

課題

ドイツに本拠地を置くTennis-Pointは、EU全域でより多くの潜在顧客にアプローチするため、メインサイトのローカライズを開始しました。ほどなくして、商品の検索も自分の言語で行うことが購入者の願望であることに気が付いた同社は、商品情報もローカライズする必要に迫られました。しかし、これはとても巨大なプロジェクトになることが予想されました。なにしろTennis-Point.comでは5万点近くのテニス道具や衣料を取り扱っており、さらに6~7千点が毎年追加されるのです。同社のコンテンツマネージャは、毎年7万箇所以上のテキストの更新に対応する必要がありました。

この大規模な案件をできるだけ予算を抑えながら遂行するためにTennis-Pointが検討したのは、翻訳/ローカライゼーションの自動化というスマートなアプローチでした。そして採用されたのがMemsourceです。

ソリューション

コンテンツシステムと翻訳システムの統合

Memsourceの採用を推し進めたのはTennis-Pointでローカライズを担当するソフトウェア開発者のFabian Lauerでした。彼の狙いは、同社のeコマースシステムであるOxid eShopとMemsourceを統合させることでした。インテグレーションのプロセスはシンプルかつ迅速でした。コンテンツが更新されるとAPIを介して自動的にMemsourceに読み込まれ、それが翻訳案件として毎週まとめてTennis-Pointの翻訳会社に転送される仕組みが構築されたのです。

ローカライゼーションの自動化で納期を30%短縮

自動化されたローカライゼーションプロセスですべてのアップデートが処理されるようになったおかげで、Tennis-Pointのコンテンツマネージャは、これまでのようにテキストが更新されるたびに翻訳会社に添付メールを送信する必要がなくなりました。これにより手作業は最小限となり、年間約130日間分のコンテンツ作業時間の削減、およびローカライゼーションサイクルの30%短縮が実現しました。

翻訳メモリによるコスト削減

Memsourceは翻訳メモリを利用してコンテンツを事前に一括翻訳するので、一度翻訳した文章はその後二度と翻訳する必要がありません。これは、重複する文章が多く登場するeコマースの翻訳において特に重要な機能です。たとえばあるブランドから数種類のテニスラケットが販売されていたとしても、商品名は単語が1つか2つ違うだけでほとんど同一の場合があります。この場合、差分だけを翻訳すればいいので、作業量は大きく削減されます。翻訳分野やドキュメントによっては、翻訳メモリを活用することで人間の翻訳作業を90%以上減らせる場合もあります。翻訳作業が削減されるということは、言うまでもなくコストが削減されるということです。

多言語マーケティング – 12言語でプロモーションメールを送信

Memsourceを導入したことで、Tennis-Pointのマーケティング部門は、週2回のプロモーションニュースレターをそれぞれのお客様の言語で配信できるようになりました。ニュースレターの多言語化プロセスもとてもシンプルです。自動化ウィジェットにドラッグアンドドロップするだけで、HTMLドラフトがMemsourceに取り込まれ、翻訳案件が自動的に作成され、進行します。翻訳会社は Tennis-Pointの翻訳メモリや用語ベースを利用することで、コストを削減しながら、ウェブサイトで使用している用語と整合性を保つことができます。このプロセスの自動化により、同社のマーケティングチームは、これまでより低いコストで週2回のニュースレターを12言語にローカライズすることに成功し、クリック率およびコンバージョン率を大幅に向上させることができました。

結果

SEO最適化ローカライゼーション

Tennis-PointはMemsourceの導入により、翻訳メモリを自社で所有し、管理できるようになりました。つまり、言語データを活用するのに翻訳会社に依存する必要がなくなったということです。また、翻訳プロセスを合理化し、適切に自動化したことで、翻訳における手作業が最小化されました。同社の今後の方針は、製品説明のローカライゼーションをSEOに最適化させ、オンライン集客の効率性をさらに高めることです。

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